去る7月14日、神戸市看護大学の基礎看護技術の演習プログラムとして「死後のケアとしての看護技術-エンゼルケアの現状と問題点-」が開催されました。
当アカデミアでもおなじみ、湯灌士の大垣麻里さんが講師を務め、「人として個人故人にあった適切な対応を」をスローガンに、看護師として行うべき死後ケアの重要性と、医療処置のケアから簡易洗髪、清拭、更衣、整容としてのエンゼルメイクまでのデモンストレーション、学生が4人1組になっての演習をにぎやかに、真剣に行った充実した3時間でした。
この演習プログラムは、神戸市看護大学看護技術学准教授の登喜和江先生の熱意により実現いたしました。先生は本演習プログラムの1週間前に、死後ケアを看護師が行うことの意味から、現在の死後処置の現状、死後の肉体的変化などを、自らの研究や多くの文献をもとに講義を行われ、その講義を受講した学生の感想を少し読ませていただきました。
多くの学生が、「ご家族の意向を汲んだ死後のケアを心がけていきたい」との記述をしておりましたが、なかでも「わたしが病院で死ぬことになったら、最後までお世話をしてくれた看護師さんに看取ってもらいたい。わたしも将来、患者さんやご家族からそのように思ってもらえる看護師になりたい」との記述が、わたしの心に留まりました。
この気持ちがまさにエンゼルケアの本質だと思っています。エンゼルケアは故人の姿形を美しくすることが目的ではありません。そのことを純粋な学生さん方に改めて教えていただいた一日でした。
みなさんおつかれさまでした。 これからのご活躍、切にお祈りしております!