boxtop.gif
エンゼルケアとは
エンゼルケアとはなにか

厚生労働省で公表されている人口動態調査によると、2010年に病院や老人施設で死亡した人は85.2%、自宅死亡は12.4%となっています。
いずれの死亡現場にも医師や看護師をはじめとする医療従事者や介護職のみなさんが何らかのかかわりを持っていると言えるでしょう。ゆえに現代の日本社会における「死」のほとんどには医療がかかわり、殊に看護職のみなさんは、終末期の患者さんやそのご家族とも関係を持つ、生から死への移行に立ち会う唯一の専門職なのです。
エンゼルケアは死後のケアや死後の処置とも言われますが、これは単に医療者が患者さんの死後に行う処置の総称を指す言葉ではありません。エンゼルケアとは、「生から死への移行に立ち会う専門職という立場で、患者さんの死の直後からその患者さんやご家族に対してできうる限りの援助のあり方、そして、そのかかわりによって、そこに立ち会う患者さんご家族はもちろんのこと、ケアに携わる施術者自身にとってもなんらかの意味をもたらしてくれる行為」であるとわたしたちは考えます。処置をマニュアル通りに行えばそれでいいのではなく、ケアの提供がどのような意味をもたらすのかを考慮していただきたいのです。
生から死に移行した直後のわずかな困難な状況のなかで、どのような援助を行い、意味を見出すことができるのでしょうか。「人の死に立ち会うときなにができるか」、これがエンゼルケア最大のテーマなのです。

 

参考文献:エンゼルメイク・アカデミアブック①『エンゼルケアのエビデンス!?』

boxunder.gif
undermark.gif underdescri.gif
会社案内 プライバシーポリシー